VAIOのネットワークが使用不能になった
VAIOのネットワークマネージャの右上にあるスイッチでを「オフ」にしたら、「オン」に戻らなくなってしまいネットワークが使用不能となってしまった。無線アイコンをクリックして表示されるメニューには「無線はハードウェアのスイッチで無効になっています」と表示されているが、無線ON/OFFのハードウェアスイッチはON状態にしてある。OSを再起動してもスイッチを「オン」にすることはできなかった。
「無線はハードウェアのスイッチで無効になっています」で検索してみたら、rfkill listで状況確認すべしとの情報があったので確認してみた。
$ rfkill list 0: sony-wifi: Wireless LAN Soft blocked: yes Hard blocked: no 1: sony-bluetooth: Bluetooth Soft blocked: no Hard blocked: no 3: sony-wimax: WiMAX Soft blocked: yes Hard blocked: no 4: i2400m-usb:1-3:1.0: WiMAX Soft blocked: yes Hard blocked: no 5: phy0: Wireless LAN Soft blocked: yes Hard blocked: yes 17: hci0: Bluetooth Soft blocked: no Hard blocked: no
rfkillコマンドの引数調べてみたら、設定変更もできるようなので試しに「0:」をunblockedに変更させてみたところ、「5:」のHard blockedが連動してunblockedに変化した。
$ rfkill unblock 0 $ rfkill list 0: sony-wifi: Wireless LAN Soft blocked: no Hard blocked: no ≪省略≫ 5: phy0: Wireless LAN Soft blocked: yes Hard blocked: no ≪省略≫
上記状態でネットワークマネージャのダイアログ右上のスイッチを操作したところ「オン」に変更することができた。「オン」になった状態でのrfkill listの実行結果は以下の通り。
$ rfkill list 0: sony-wifi: Wireless LAN Soft blocked: no Hard blocked: no ≪省略≫ 5: phy0: Wireless LAN Soft blocked: no Hard blocked: no ≪省略≫
設定変更して状態変化を確認したところ、およそ以下の通りであった。
- ネットワークマネージャのスイッチボタンを「オフ」にすると「0:」と「5:」のSoft blockedがyesに変化する
- 「0:」のSoft blockedと「5:」のHard blockedは連動している。
- 「5:」のHard blockedがyesの場合、「無線はハードウェアのスイッチで無効になっています」となる。
- 「5:」のHard blockedがyesの場合、ネットワークマネージャのスイッチボタンを「オン」にできない。
eeePCでの状態変化を確認したところ、VAIOの結果と微妙に異なっていた。ハードウェアのスイッチ状態を確認するのに「5:」を参照していることが問題で、「0:」のHard blockedを参照すれば、正常に動作するものと思われる。
中の仕組みを調べてみないとわからないが、今はそこまで調べる気になれぬので、今日はここまで。